おもしろ分解博物館

自動車(SUBARU BC5<LEGACY RS−R>)

テーパー・ローラー・ベアリング
(tapered roller bearings)

 乗用車のエンジンからの動力を車輪へ伝えるドライブシャフトを支える軸受(ベアリング)です。「ころ」の部分が円錐形になっている「テーパー・ローラー・ベアリング(円錐ころ軸受)」で、高速回転と軸受に加わる加重の変化が大きい過酷な状況で使用されている軸受(ベアリング)と言えます。実際に使用されるときには、この軸受内にはグリースが充填されています。
 ちなみに、この軸受(ベアリング)は自動車が約23万6000km走行後に取り外したものですから、だいたい1億2000万回転以上していることになります。一般に「ころがり軸受」に使われる材料は「高炭素・低クロム鋼」と言われますが、こうした信頼性の高い部品が日常生活の中にひそんでいたわけです。中学校技術科の機械などの学習で「機械要素」を扱うとき、こうした実物を直接触らせて、このような話をしてみることは大切なことではないでしょうか。
 このベアリングの値段は1つ3740円!(これだけの耐久性と精密さから考えると、かなり安い感じがしますが・・・・)


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