コンピュータで立体をグリグリ動かそう
更新日:2003/04/07


 『立体グリグリ』は、ワイヤーフレーム表示の正投影図簡易エディタです。その名の通り、立体をカーソルキーで動かすことができます。また、ツールバーのボタンを押せば、正面図や、平面図、右側面図、等角図まで視点が動いて止まります。様々な方向に連続回転させることもできます。

 さらに、『立体グリグリ』では、X、Y、Z、−X、−Y、−Zのボタンえお使うことで、ワイヤーフレームの図形を作図することができます。頭の中で3次元座標を考えて、それを実際に目で確かめながら学習を進めることができます。ワープロの罫線のようで、入力もとても簡単です。

 まずは、普通教室にパソコンを運び込んで、正投影図を説明するのに使います。模型では見る方向が生徒によって違ってしまうのですが、立体グリグリを使えばそんなことはありません。
 さらに、正投影図を考えさせる課題の立体を保存しておいて、よくわからない立体を呼び出させて課題解決させます。ちょっと意地悪く、「少し違う、どうしてか考えてみよう。」と突き放すと生徒達は必死に立体グリグリを操作して考えていきました。

 次にコンピュータ室に場所を移して、3次元作図に取り組みます。等角図で描かれた立体をコンピュータに入力していくうちに、生徒達はぐいぐいと授業に引き込まれていきました。第三角法による正投影図から立体を考え作成することができる生徒も出てきます。もちろん教師の補助は必要ですが、2時間続きの授業、めいっぱい3次元作図にとりくんで、生徒達はとことん疲れた様子でした。(
 しかも、どの感想を読んでも最後には必ずといっていいほど楽しかったと書かれています。授業の最後に「来週もこの続きがやりたい人」と問いかけるとほとんど全員が勢いよく手を挙げました。

★生徒達が仕上げた作品をこちらに掲載してあります。http://www.gijyutu.com/kyouzai/seizu/guridouga/

★立体グリグリはこちらから入手できます。http://www.gijyutu.com/g-soft/guriguri/


投稿者:茨城県北相馬郡藤代町立藤代中学校  川 俣  純

戻る