石臼で小麦をひこう


 栽培学習で何かを育てた後の楽しみは…そう、自分たちで育てたものを実際に調理して食べることです。ここでは、私たちの三大主食のうちのひとつ、小麦を栽培収穫した後、自分たちの手で実際に小麦を製粉する作業を紹介します。

【用意するもの】

・作業台の上に敷く合板  (粉厚めの作業が十分できる広さがあるといいでしょう)。
・石うす            (鉄製のうすもあります)
・手羽ぼうき,ミニちりとり (合板の上に散らばっている粉を掃き集めます)
・ふるい            (きめが細かいもの)
・ジッパー付きビニル袋  (ふるった粉を集め,保存しておきます)

【作業の仕方】

 各作業台に合板をしいて,その上に石うすをおきます。上うすにある穴からコムギの種を適量入れ,うすを一定のスピードでゆっくり回していきます。しばらくすると、上うすと下うすの間から砕かれた小麦が粉上になって出てきます。それを、手羽ぼうきとミニちりとりを使ってていねいに集めていきます。きめの細かいふるいにかけて荒い粉と細かい粉を選り分けます。ふるいの目が粗いとふすまと呼ばれる皮の部分が多くまじってしまいます。荒く砕けたコムギは再度石うすに戻します。これを繰り返すと白いサラサラの小麦粉ができあがります。
 生徒は石うすを回す人、手羽ぼうきもって粉を掃き集める人、粉をふるう人、と上手に分担をしながら、きめの細かい粉を作っていきます。チームワークが楽しい作業です。

 現代では工場で大量生産をされ、あたりまえのように店頭に並んでいる小麦粉が,昔ながらに手作業で粉にするのがどれだけ大変か、実感することができます。昔から石うす引きは重労働でした。大量な小麦粉を生産するために、石うすによる手作業が水車による機械化された製粉に移り変わったのも、納得できます。

小麦の種は、近くの農家に分けてもらったり、JAから購入して用意します。
もちろん、自分たちが育て収穫した小麦を小麦粉にする方が喜びもひとしお!です。


投稿者:東京都私立和光中学校 小池則行

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