生徒の発想を生かした発泡塩ビ板の小物入れ製作

2005年3月29日


1. 内容
加工性の高い発泡塩ビ板を使って、小物入れを製作する。

2.大まかな作業の流れ(25時間)
 1)CADソフトを使い、生徒に自由に小物入れを設計させます。
 2)完成した設計図をもとに、発泡塩ビで各自小物入れ(1個目)を製作します。
 3)完成した作品をデジカメで撮り、プレゼンテーションソフトで各自まとめ発表します。発表から、お互いの良いところを吸収し、次の作品(小物入れ2個目)の製作に生かします。
 4)再びCADソフトを使い、小物入れ2個目を設計します。(今度はプラスチックのビスを必ず使う、という条件を加えます。課題の提示の仕方は「動く小物入れを作ろう!」です。)
 5)完成した設計図をもとに、小物入れ2個目(動く小物入れ)を製作します。
 6)再び完成した作品をデジカメで撮り、各自で簡単なホームページを作り発表します。

3.生徒作品
・ 小物入れ1個目
  

  

小物入れ2個目(動く小物入れ)
  

ちなみに木工室のショーウインドウを装飾してみました!
  

4.感想
 生徒の発想を伸ばし、大切にできる教材をと考えてきましたが、木材にしても、金属にしてもなかなか生徒が考えるほど、加工性は容易でありませんでした。そこで、加工性の高い素材のものを使用させることが、直接「生徒の発想」を伸ばす大きな手段として考え、発泡塩ビ板を選択しました。切断、穴あけはもちろん、曲げ加工まで容易にできますので是非お勧めしたいと思い投稿いたしました。


北海道札幌市立柏中学校 岩渕浩憲
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