オートマ君からUSB制御する方法
最終更新日 2004年12月13日

 オートマ君をWindowsXPから制御するには「オートマ君をXP/2000/NTで使用する方法」
 などを用いて、フリーウェアのドライバーを登録し、活用するという方法があります
 しかしこれを用いても2つの問題があります。

 (1)ドライバー設定は技術的に一定詳しくないと難しい
 (2)パラレル端子そのものを搭載しないPCが増えている

 そこで市販され出した汎用的なUSBI/Oを活用し、オートマ君からUSB制御ができるように改良をしたので紹介します。
 とっても簡単ですので、ぜひお試しください

注意!ここで紹介するインターフェイスを使って制御する場合、USB機器は全て外さない
動作しないことがあります。特にUSBマウスなどご注意ください。USB機器がつながっていた
場合、一度USB機器を全部外してからオートマ君を再起動されるようにしてください
USB I/Oの紹介

 USBI/Oはテクノキット社が販売している制御学習でUSB制御を利用するためのインターフェイスである(販売価格2,500円)。
 このI/OはUSBを介してVBやHSPなどの言語で制御可能になり、扱いも極めて簡単である。今後のPCの動向を考えると、当面の間、制御教具として使用可能なものであるといえる。
 ここで公開されているVBからの制御法を元に砂岡氏がオートマ君の入出力をコントロールしているautoio.dllに改良を加え、オートマ君からこのUSBI/Oを制御できるようにした。 
 ここにテクノキット社が出しているモータードライバー基板を接続すればモーターを制御し、入力信号を取ることが可能になる。将来的にはこちらの方向にシフトしていくことがいいであろう。

オートマ君の更新方法

1.オートマ君のバージョンを確認

 オートマ君の最新バージョンは4.41です。もし古いバージョンの場合はこの機にバージョンアップ下さい
 また古いバージョンの場合は、io.dllだけのバージョンアップも可能です
 
 USB制御に対応したautoiousb.lzhをダウンロード

 autoiousb.lzh
を解凍後、autoio.dll をオートマ君がインストールされているフォルダの autoio.dll に上書きする。

  ※標準では C:\Program Files\autowin\ です

    DLL専用コピーツール 4.7MB 最終更新04/11/07
      ※手軽にDLLをコピーできます。DLLと同じフォルダに入れてください


 他言語でもautoio.dllは利用が可能です。
 例:VBからのautoio.dllの呼び出し方
 
 ' 入力命令
 Public Declare Function InputWord Lib "autoio.dll" (ByVal port As Integer) As Integer
 ' 出力命令
  Public Declare Function OutputWord Lib "autoio.dll" ( _
 ByVal port As Integer, _
 ByVal dataword As Integer) As Integer
  ※InputWord(入力ポートのアドレス)
  ※OutputWord(出力ポートのアドレス, データ)


USB→パラレルコンバータ

 従来のオートマ君の出力ボードや、他のパラレル制御用のインターフェイスを活用するためにUSBI/Oを活用したUSB→パラレル変換器をテクノキット社に開発してもらった。
 開発されたUSB→パラレル変換器により、オートマ君からUSB/I/O→変換基板を介して出力ボードの制御ができるようになった。また改良により、USBの電源をリレーの電源として使用し、従来電池では消耗が多く、ACアダプタの使用が推奨されていた部分を代替し、リレーを電池やACアダプタなしで駆動できるようになったり便利である(ボードで電源スイッチとUSBからの電源の部分を配線する必要有り。またモーター用の単1電池2本は必要)
 これをまとめて完成されたUSB→パラレル変換器を提供できるようになった。
 ※変換基板の問い合わせはテクノキット社まで
 ※現在、出力ボードとより一体になったIO基板も開発中

投稿:三重大学教育学部 村松浩幸        
DLL提供:ルクセンブルグ補習授業校 砂岡 憲史

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