蟻の研究

ゼミで生物多様性の話をしていて思い出したのが,蟻の話。蟻の集団の中で,良く働く蟻とさぼっている蟻の比率が8:2(2:6:2とかの場合もあるが)であること。そして,この中のよく働く蟻だけを別の集団に移すと一部がさぼり初め、逆にさぼっている蟻だけを集めて集団を構成するとさぼっていた蟻がまじめに働き始め、8:2の割合になるという話だ。本当に研究的に確認されているのだろうかと疑問に思う。
ソースを調べてみたら,実際に北大で研究していた。最初は2003年(pp.22-23)。実際に一匹一匹蟻を識別して行動を記録していくというのは,紹介してくれているブログ筆者が書いているように大変な仕事だ。
論文化されていたものの一つが京大の研究。蟻モデルやシミュレーション話も面白かった。また,フェロモンに敏感な蟻は鈍感な蟻の混入によって新しい餌場を発見する高効率化に貢献しているのではという話にもなるほどと感心。やはり多様性は重要ということか。こういう研究も面白いな~・・こんなことを調べている間にやるべきことが山積みなのでこの位に(涙)







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カテゴリー: 研究 — matsukun 22:32:14  コメント (0)

青色LED本

有名な青色LED関連の特許紛争の書籍を読む。青色LED関連では様々な書籍が出ているが,客観的な立場で複数の事例も紹介しながら,技術経営問題について書かれていた点で,他の本よりも面白かった。技術立国はありえても,知財立国はありえないとして,競争力の源泉は特許よりむしろ,設計や製造のノウハウなど,内容が公開されない部分にある。知的財産権ではない企業の知的財産の重要性が書かれていた。
技術教育の中でも知財は大事ではあるが,知財に焦点化し過ぎると,かえって方向を間違える可能性がある。知財話に違和感を持つ人の多くは,この点を危惧しているのだろうと思う。中学校段階では,知財教育ではなく,社会と技術のつながりを学ぶための知財学習として,技術教育に位置づけることが適切だろう。

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カテゴリー: 知財 — matsukun 23:49:59  コメント (0)

GoogleのIME

Google の日本語入力ベータが公開されていた。かなり強力というので試しにインストール。Googleサジェストの予測変換機能が思いの外使えてビックリ。ネット上でよく見る語がサジェストされている。このIMEはGoogle の「20% ルール」で日本人により開発されたらしい。ATOKユーザとしてはやや複雑な気分。





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カテゴリー: 日常 — matsukun 19:07:22  コメント (0)

腕時計を変えた

ずっと使っていた腕時計の電池が切れてしまった。交換するかと店に行ったところ,あれこれ並んでいるのを見て結局買い換えてしまった(^^;
技術的に面白そうなので,CASIOのタフソーラーに。文字盤が太陽電池になり,充電されることで電池交換不要という。また世界6カ国対応の電波時計機能や針位置自動補正機能など電波を受信して補正するのも面白そうだ。宣伝は見たことがあったが,改めて見て感心。もっとも,電池交換不要の技術だけを見ると環境的には良さそうだが,環境配慮行動としては,前の腕時計の電池をそのまま交換し,使い続けた方が明らかにエコだろうけど(苦笑)。ともあれ新しい腕時計の文字盤は発電中(らしい)。







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カテゴリー: 日常 — matsukun 9:53:27  コメント (0)

息の長い研究

ショウジョウバエを50年以上、約1400世代に渡って飼育し,分析した結果,ハエの進化を確認したという研究成果が発表されていた。専門外なので詳細な評価はできないが,生物の進化を実験的に確かめられたという報道の通りだとすれば,すごいことだと思う。しかも最初に始められた先生は既に亡くなられ,それが代々受け継がれてきたとのこと。研究開始時にどこまで意図されていたのかは分からないが,結果的に半世紀にわたる実験を踏まえての息の長い研究の成果である。週末の学会分科会での前会長講演の中にあった学会の進むべき方向性の提言,仕分け作業の科学技術議論も思い起こしながら,改めて研究の成果や評価について考えさせられた。

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カテゴリー: 研究 — matsukun 8:24:24  コメント (0)

日本ロボット学会誌に掲載

日本ロボット学会誌に解説論文「中学校段階におけるロボット学習の展望」が掲載された。
技術・家庭科の現状や教養としての技術話,知財話,三重モデルを例に,社会教育と学校教育の連携について書かせてもらった。ロボットそのものよりも,技術教育話が多かったりする(^^;
minorityな技術教育は,こういう形で理解者を増やしていくしかない。少しでも教育以外の皆さんに伝わると良いのだが。巻頭は森政弘先生が書かれている。インタビュー記事も掲載されていて必読。その他の方々の記事も面白かった。

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カテゴリー: 技術教育 — matsukun 9:21:05  コメント (0)

勝負偏重主義からの脱却

今週の日曜日は軽井沢中で関東甲信越の創造ものづくりフェアが開催され,ロボコンの審査取りまとめとして参加。長野の先生方が結集して運営に当たってくれ,スムーズな運営ができた。

全国競技でいつも課題になっているのが,勝負偏重主義。競技の勝敗は手段であるはずが,目的化してしまっては本末転倒だ。この点は,大会事務局からも繰り返しアナウンスされている。しかし,勝ち負けを越えてと言いながら,上位大会に進むのがトーナメント上位だけのシステムであれば説得力はない。勝負偏重主義から脱却するには,技術賞,アイデア賞などの各賞と上位大会出場が連動する評価方法に変える必要がある。先生方も改善をしたいと願っていて,前日打ち合わせで予選も含めて審査対象とすることが全体で合意された。これは画期的だと思う。

審査側ではそれを受け,予選から全てのロボットを審査対象にした。全てをチェックするのは大変だったが,審査員の先生方の協力でスムーズに進んだ。結果,ベスト8で敗退したロボットだけでなく,予選で敗退したロボットの中からも全国出場が出た。もちろん優勝も含め,どれもよく工夫された素晴らしいロボットだった。審査結果が,勝負偏重主義を脱却するメッセージとなることを期待したい。

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カテゴリー: 社会貢献 — matsukun 7:35:44  コメント (0)